子どもがなかなか寝ない夜。「もう寝る時間だよ〜。」と声をかけても、テンションは上がるばかりでまったく布団に入らない。

うちもそうでした。
でも、読み聞かせを習慣にしてから、寝るまでの流れがスムーズに。
「絵本読んだら寝ようね。」が自然な合図になって、布団に入るまでの流れが整ってきたんです。
この記事では、わが家の読み聞かせ習慣と、実際に寝かしつけに役立った絵本5冊を紹介します。
- 年齢別に選びやすい
- 寝かしつけに向いている
- 「ママ読んで~!」とリクエストされやすい
そんな絵本ばかりなので、1冊でも気になるものがあればうれしいです。


絵本の読み聞かせが子どもの発達に与える影響とは?
「絵本を読むと賢くなる」とよく聞きますが、実際どんなメリットがあるのでしょうか?
わが家でも読み聞かせを続けるうちに感じたのは、語彙力だけでなく、感情表現や集中力にもいい影響があったということ。
たとえば──
- 初めて聞く言葉や表現を自然と覚えていく
- 絵本の登場人物になりきって感情をまねるようになる
- じっと耳をすませる習慣がついてきた
研究でも、読み聞かせは「語彙」「読解力」「情緒の安定」などに効果があるといわれています。



もちろんすぐに結果が出るわけではありませんが、毎日の積み重ねが自然と力になっているんだなと感じることが増えました。
寝かしつけにおすすめ絵本5選【1歳〜6歳向け】
「寝る前の読み聞かせ、毎晩なにを読もうか迷う…。」
そんな方のために、わが家で実際に読んでよかった【寝かしつけにぴったりの絵本】を年齢別にご紹介します。



どれも、夜の時間がちょっとやさしく、楽しくなる1冊です。
- 【1歳向け】親子でくっつく時間が嬉しい|くっついた(こぐま社)
- 【2歳向け】読むたび笑顔に!|だるまさんが(ブロンズ新社)
- 【3歳向け】眠気を誘う魔法の1冊|おやすみ、ロジャー(飛鳥新社)
- 【4歳向け】ちょっぴり怖くておもしろい|ねないこだれだ(福音館書店)
- 【5歳〜6歳向け】想像がふくらむ仕掛け絵本|100かいだてのいえ(偕成社)
それぞれの年齢に合った特徴や、我が家での反応もあわせて紹介していきます。
【1歳向け】親子でくっつく時間が嬉しい|くっついた(こぐま社)
はじめての絵本にぴったりな1冊。



テンポがよくて、ママとぴたっとくっつく時間がとれるのが魅力です。
「ほっぺとほっぺがくっついた〜。」と読みながら、実際にくっついてみると、それだけで大喜び。
夜の親子時間がほんの少し特別になります。
【2歳向け】読むたび笑顔に!|だるまさんが(ブロンズ新社)


こちらもリズム重視の定番。
「だ・る・ま・さ・ん・が…。」と抑揚をつけて読むと笑ってくれる率が高いです。



読み終わってすぐに「もう1回!」と言われがちなので、我が家では「1日2回まで」とルールを決めていました。
【3歳向け】眠気を誘う魔法の1冊|おやすみ、ロジャー(飛鳥新社)


SNSでも話題になった、『読むと寝る絵本』。
正直、効果は子によってまちまちですが、我が家の上の子には刺さりました。
ゆっくり、やさしく読み進めることで、だんだんと目がトロン…。



ママ自身も眠くなってしまうので、寝落ちにはご注意を。
【4歳向け】ちょっぴり怖くておもしろい|ねないこだれだ(福音館書店)


ちょっと怖いけど、子どもはなぜか好き。
「夜中におばけが来ちゃうよ〜。」というメッセージが、寝かしつけの背中を押してくれる場合も。
もちろん、怖がりさんには注意が必要ですが、「おばけ来ちゃうかもよ~?」の一言で布団に入るようになったというママの声も多いです。
【5歳〜6歳向け】想像がふくらむ仕掛け絵本|100かいだてのいえ(偕成社)
寝る前のワクワク時間におすすめ。
ページを縦にめくっていくスタイルなので、「今日はここまでね。」と途中で切りやすいのもポイント。



しかけ絵本っぽさがあり、寝る前でも退屈しません。
「つぎはどんな部屋かな?」と想像しながら、兄弟でも楽しめます。
読み聞かせを習慣にするコツ|うちが続けられた理由
「毎晩、完璧に読んであげないと…。」と思うとしんどくなりますが、うちは『続けやすさ重視』でした。
- 毎晩1冊だけと決めてプレッシャーを減らす
- 絵本は子どもの手が届くところに置く
- 「どれにする?」と子どもに選ばせる
- 「読んだら寝る」をセットで伝える
このくらいのラフさで続けていたら、自然と『絵本=寝る準備』の流れができていきました。
ちなみに、読み聞かせがうまく習慣にならなかった時期には、寝かしつけルーティンそのものを見直したことも。
▶▶わが家の寝かしつけ|ゆる3ステップのナイトルーティンはこちら
「読める日は読もう」でOK。無理しない習慣がいちばん続く
絵本の読み聞かせって、育児の理想みたいに語られることが多いですよね。
でも実際は、疲れていたり気力がなかったりで、「毎日は無理!」っていう日も当然あります。
我が家も、「今日は読めない…。」というときは【ドリームスイッチ】に頼っていました。



絵本のように『寝る前の楽しみ』をキープしつつ、親の負担がグッと減って、本当に助かりました。
完璧を目指さなくても、『家庭に合うやり方』で続けられることがいちばんです。
まとめ|毎晩の1冊が、寝かしつけの『スイッチ』になった
絵本の読み聞かせを続けてみて感じたのは、『毎晩の1冊』が寝かしつけの合図になったことでした。
- 『寝る時間』という区切りがつけやすくなった
- 静かなテンションで布団に入れるようになった
- 絵本があることで『いつ寝るの?』のモヤモヤが減った
- 子どもと落ち着いて関わる時間が1日1回は持てた
同じ1冊を繰り返し読むだけでも、少しずつ『寝る空気』が整っていくのを感じられます。
そして何より、絵本はどれも『名作』と言われるだけあって、子どもの年齢や日によって反応が変わるのも面白いところ。
がんばりすぎなくてもOK。その日読めるものを、その日の気分で楽しめたら、それだけで十分だと思います。