普段はわりとスムーズに寝てくれる子でも、テンションが高く、寝る気配が全然ない夜ってありますよね。
たとえば──
- お出かけして楽しかった日
- 夕方にうっかりお昼寝してしまった日
- 明日が楽しみすぎてソワソワしてる日
「もう寝なさい!」と怒っても逆効果。
こっちはクタクタなのに、どんどん元気になる子どもを前にして、「どうしたらいいの…?」と途方に暮れた夜が、私には何度もありました。
この記事では、そんな『興奮して寝ない夜』にわが家で実際にやってよかった対処法と、「今日は寝なくてもいいか」と肩の力を抜くための考え方を紹介します。
子どもが寝ないのは『悪いこと』じゃない?
まず知っておきたいのは、「寝ない=親のせい」ではないということ。
子どもの脳や体は、まだ『興奮→落ち着く』という切り替えがうまくできません。
3〜6歳くらいまでは、感情や記憶を処理する脳の働きが未発達なため、「楽しかった!」がずーっと体に残って、夜になっても活動モードが続いてしまうことも。
だから、「言うことを聞かない」と思うよりも、「まだ整理しきれていないのかも」と捉えると、ちょっと気持ちがラクになります。
うちで試してよかった、寝る前の『子どもの気持ちを落ち着ける小技』3つ
そんな『寝るモードじゃない夜』に、うちでよくやっていたのはこの3つです。
- 布団に入るのを目的にしない
- おしゃべり時間を挟んでクールダウン
- 音や光の環境を『それっぽく』整える
そんな『寝るモードじゃない夜』に、うちでよくやっていたのはこの3つです。

どれも特別なことではないけれど、日常の中で意識するだけで、ずいぶんラクになりました。
布団に入るのを目的にしない
最初から「寝かせよう」とすると、お互いにイライラしがち。
そんな日はとりあえず布団に入るだけでもOKにしています。
「今日は目つぶらなくてもいいから、ゴロゴロしよっか〜!」みたいな声かけに変えると、本人も「寝かされる」感が薄れて、わりとすんなり布団に来てくれたりします。
おしゃべり時間を挟んでクールダウン
テンションが高いまま無理やり静かにさせようとすると、余計に落ち着きません。
なのでうちは、一度『楽しかったことをしゃべる時間』を取っていました。
「今日なにが一番楽しかった?」
「今度は何して遊びたい?」
そんなふうに、寝ながらゆるく会話をすると、気持ちを整理することができて、子どもたちの興奮も徐々に落ち着いていきました。
音や光の環境を『それっぽく』整える
どうしても気分が切り替わらないときは、寝室の雰囲気づくりに頼ることもあります。
- ナイトライトだけにして、部屋をほんのり暗くする
- いつものぬいぐるみを布団にスタンバイ
- オルゴールや環境音のBGMを流して静かな空気に
部屋を薄暗くして落ち着いた環境をつくり、「もう寝る時間だよ」ということを、言葉ではなく『空気』で伝えています。



実際、うちではこの雰囲気づくりで寝るモードに入れる日も多かったです。
ちなみに、寝かしつけに逆効果だったかも…?
正直に言うと、うまくいかなかったこともたくさんあります。
- 「もういいかげんにしなさい!」と怒ってしまい、子どもが泣いた
- 「電気消すよ!」と急に真っ暗にして不安にさせてしまった
- 焦ってYouTubeに頼ってしまい、逆に覚醒スイッチが入った
いずれも、親が『寝かせようと必死』なときほど起こりがち。
うまくいかなかった日は、「私が悪いんじゃなくて、今日の調子が悪かった」と思って、諦めています。
他のおうちでは?夜のテンション対策アイデア
ママ友やSNSで見かけた「それいいかも!」と思った工夫もご紹介します。
- お風呂上がりにおやすみストレッチを一緒にやる
- 家具や家電に「おやすみ」を言って回る
- 寝る前の「ぬいぐるみにもおやすみのキス」を日課にする
- 絵本を1冊読む or ドリームスイッチで物語を聞かせる
特に「寝る前のお楽しみ1つだけ」を決めると、子どもも納得しやすいです。



SNSで、ぬいぐるみに「おやすみ」を言って回る儀式が効果あった!という投稿を見て、実際に試してみたら意外とハマった…なんてことも。
→ わが家の寝かしつけ|ゆる3ステップのナイトルーティンはこちら
→ 寝る前に読みたい寝かしつけ絵本5選はこちら
子どもの寝かしつけ|「絶対寝かせなきゃ…」に縛られすぎないで
テンションが高い日は、そもそも『いつも通り』ではない状態。
それを無理に寝かせようとするほど、親も子も疲れてしまいます。



うちは「寝なくても、横になれたらOK」にしてから、気持ちがだいぶラクになりました。
布団でゴロゴロして、少ししゃべって、静かにしてたら寝てた…そんな日が増えていった気がします。
まとめ|寝ない夜があっても、それは失敗じゃない
子どもって、大人よりずっと感情に素直。楽しかった日、うれしかった日は、寝られなくて当たり前かもしれません。
もちろん、早く寝てくれたら助かる。でも、「寝かしつけに失敗した」と思わなくても大丈夫です。
横になって、安心できる空気を一緒に過ごせたら、それで『夜の時間』としては十分。
そう思えるようになってから、焦らなくなりました。
今日は寝ない日だったな〜!って笑えるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。