Astrum(アストラム)は通信教育のRISU Japan から2024年3月29日に発売された寝かしつけ用プロジェクター。
算数や英語などのコンテンツが充実しており、就寝前に寝転がりながら学習することができます。
この記事では寝かしつけ知育プロジェクターの『Astrum(アストラム)』のレビューをするほか、メリット・デメリットや購入場所などを解説しています。
Astrum(アストラム)は本当に『学習しながら寝かしつけ』できるのか実際に使ってみた

Astrum(アストラム)を実際に使ったのでレビューしていきます。
結論から言うと、わが家ではアストラムは『寝かしつけ』に不向きでした。
知的好奇心の強い長女はアストラムの『勉強コンテンツ』で興奮してしまい、「もっと見る!もっと見る!」と寝る時間が遅くなってしまいました。
逆に、知識を吸収することにやや興味関心が低い次女は、アストラムの内容が退屈に感じたようで、すぐに就寝。(教科書を読むと眠くなる感じ)

次女に関しては、寝るという観点では良かったものの、知育には不向きでした。
子の性質によって、『学習』または『就寝』のどちらかに偏ってしまう可能性があると言えるでしょう。
Astrum(アストラム)の口コミ
Astrum(アストラム)の口コミを調査しましたが、発売したばかりのため口コミはほとんど見つかりませんでした。



Amazonにレビューがあるので、参考にしてみてください。
⇒Amazonでアストラムのレビューを見る
Astrum(アストラム)のデメリット
アストラムのデメリットは以下の4つです。
順に解説します。
モーターの動作音が気になる
アストラムの電源を着けると『ブーン』というモーター音がします。
プロジェクターなので多少は仕方ありませんが、就寝前に静かな部屋で見ることを前提とすると、音が少しうるさいと感じました。



筆者は寝る前のリラックスした雰囲気を大切にしたいので、気になってしまいました。
敏感なお子さんは「この音なに?」と、映像に集中できなかったり、落ち着いて眠れなかったりする可能性があります。
プロジェクターを選ぶ際は、コンテンツや映像の美しさだけでなく、動作音の静かさも考慮することが大切なのではないでしょうか。
コンテンツの再生時間がわからない
アストラムのコンテンツは、1つ1つの映像の再生時間が分かりません。
そのため、子どもに「今日は30分経ったら寝るよ。だから、図鑑を◯つ見れるよ。」などの声掛けができず、『おしまい』の心構えをさせづらいです。
子どもが楽しんでいるにも関わらず、寝る時間が遅くなるからと「もう寝る時間だよ!終わり!」といきなり切ってしまうと、子どもが怒り出す可能性がありますよね。



寝る前のルーティンを大切にしている家庭では、時間管理がしづらい点に注意が必要です。
おおよその終了時間を把握できない点がデメリットと言えます。
『桃太郎』や『白雪姫』など童話などのお話がない
アストラムは知育に強く、『図鑑』や『数』など知育系コンテンツが充実しています。



動物や宇宙など学びを深める内容が豊富で、知的好奇心を刺激するのに最適です。
しかし、『桃太郎』や『白雪姫』のような童話コンテンツがないため、お話を目当てに買ってしまうと失敗します。
物語を楽しみながら眠りにつきたいお子さまには、やや物足りなく感じるでしょう。
お話コンテンツを楽しみたいなら、ドリームスイッチがおすすめ。
ドリームスイッチは、人気の童話や昔話を映像と音声で楽しめるため、寝かしつけの読み聞かせ代わりにもなります。



目的に応じて、最適なプロジェクターを選ぶことが大切です。
価格が高い
アストラムは49,980円と高額で、他の寝かしつけプロジェクターと比較しても圧倒的に高いことがデメリットです。
以下の表をご覧ください。
製品名 | 価格(税込) | 主な特徴 |
---|---|---|
アストラム | 49,980円 | 知育コンテンツ・動画視聴対応 |
ドリームスイッチ | 10,200円 | 童話コンテンツ(昔話・名作) |
ドリームスイッチ2 | 22,000円 | 童話コンテンツ+英語学習 |
ドリームスイッチ アンパンマン | 11,991円 | アンパンマンの物語・知育 |
アストラムの価格は、『ドリームスイッチ』の約5倍、最上位モデルの『ドリームスイッチ2』の2倍以上と、非常に高額です。
もちろん、アストラムは知育系コンテンツが充実しており、さらにAmazonプライムやディズニー+などの配信動画を視聴できるという強みがあります。
しかし、もし「寝かしつけ用」として購入するのであれば、ドリームスイッチの方がコスパが良く、お話コンテンツも充実しているため、目的によってはアストラムを選ぶ必要がない場合もあります。
アストラムは単なる寝かしつけプロジェクターではなく、動画用プロジェクターとしても活用できる点が強みですが、価格が高いため「本当に必要か?」をしっかり考えて購入することが重要です。
Astrum(アストラム)のメリット
アストラムのメリットは以下の5つです。
順に解説します。
画質がクリアで見やすい


アストラムには、図鑑のように『視覚からの情報』も重視するコンテンツが含まれているため、画質がクリアです。
図鑑は細部までしっかりと見ることができるため、子どもの知的好奇心などをしっかりと満たしてくれるでしょう。
画質がキレイなため、YouTubeなどの動画を見る際も、不満なく視聴することができます。
知育コンテンツが充実している


アストラムは、通信教育のRISU Japanから発売されていることもあり、知育コンテンツが非常に充実しています。
コンテンツは大きく以下の5つのカテゴリに分かれています。
- さんすう(数字の学習や図形認識)
- えいご(英単語やフレーズの学習)
- うた(童謡やリズム遊び)
- ずかん(動物・宇宙・自然などの知識)
- クラシック(リラックスできる名曲)
上記の中にさらに15~20のコンテンツが含まれており、合計で約100種類ものコンテンツが搭載されています。



子どもが飽きることなく長期間楽しめる設計になっているのが大きな魅力です。
アストラムは知育要素が強いため、「寝かしつけ用」というよりは遊びながら学べるプロジェクターとしての側面が強いといえるでしょう。
ただし、童話コンテンツが含まれていないため、物語を楽しみたい場合はドリームスイッチの方が適しています。
プロジェクター自体のデザインがおしゃれ


アストラムは、インテリアに馴染むおしゃれなデザインが魅力の一つです。
薄いサーモンピンクのような上品な色合いをしているため、カラフルな子ども向け玩具とは異なり、部屋の雰囲気を損なうことなく設置できるでしょう。
いかにも『子ども用おもちゃ』といった外観ではないため、大人用のプロジェクターとしても違和感なく使えるでしょう。



寝室やリビングに置いてもインテリアの邪魔をせず、落ち着いた雰囲気を保てます。
本体に入っている英字のロゴもシンプルで洗練されたデザインになっており、スタイリッシュな印象です。
コンテンツの連続再生ができて操作回数が少なくてすむ


アストラムはコンテンツを連続再生できるため、選択の手間を減らすことができます。
『設定』から連続再生を選んでおけば、1つのコンテンツが終わっても自動で次のコンテンツが再生されるため、何度も選び直す必要がありません。
いちいちコンテンツを選び直す必要がないため、寝かしつけ時や子どもが集中しているときには非常に便利です。
ただし、連続再生は同じカテゴリ内のみ。
例えば、『さんすう』を選ぶとその中のコンテンツは続けて再生されますが、『ずかん』や『うた』には自動で切り替わりません。
そのため、「さんすうの次はずかん、その次はうた…」と色々なカテゴリを続けて見たい場合は、その都度選び直す必要があるのがデメリットです。
動画も見れるので学習コンテンツに飽きても長く使える
内容が良いとはいえ、49,800円(税込)もするのに使える期間が2~3年では、かなり高い買い物になってしまいます。
しかし、アストラムは知育コンテンツに飽きた後も動画用プロジェクターとして活用できます。



Amazonプライムやディズニー+などの配信動画を視聴できる点は魅力。
子どもが少し大きくなり、寝室で一緒にお気に入りの映画を観れば、親子のコミュニケーションを深めるツールとしても活用できます。
高価ではありますが、寝かしつけ専用にとどまらず幅広い用途で使える点を考えると、コストパフォーマンスは決して悪くないと言えるでしょう。
Astrum(アストラム)の特徴
アストラムの特徴は以下の4つ。
- 知育にぴったり!楽しく学べるコンテンツがいっぱい
- 寝転がったままでOK!天井や壁に映せるプロジェクター
- 子どもも大人も楽しめる『Android搭載』で使い方いろいろ
- 熱くなりすぎる心配なし!安心のオートオフ機能
- ぐっすり眠れる!自然に『寝るモード』に入れる工夫
知育にぴったり!楽しく学べるコンテンツがいっぱい


アストラムには、子どもの知育に役立つ100本以上のコンテンツが収録されています。
算数・英語の基礎が学べる教材や、動物・自然に関する図鑑動画、クラシック音楽など、幅広いジャンルが揃っているのが魅力。
視覚と聴覚を使って楽しく学べるため、幼児から小学生まで活用できます。
親子で一緒に視聴することで、コミュニケーションのきっかけにもなり、学びながらリラックスできる工夫が施されています。
寝転がったままでOK!天井や壁に映せるプロジェクター
アストラムは天井や壁に映像を投影できるので、子どもが寝転がったまま映像を楽しめます。
テレビやタブレットのように姿勢を気にする必要がなく、リラックスしながら視聴できるのが特徴。
特に、寝る前の時間にぴったりで、暗い部屋で見ることで目への負担も少なくなります。
寝かしつけがスムーズになり、親も子どももストレスなく眠れる理想的な環境を作れます。
子どもも大人も楽しめる『Android搭載』で使い方いろいろ
アストラムにはAndroid OSが搭載されており、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスにも対応。
子ども向けの寝かしつけ用プロジェクターとしてだけでなく、親が映画やドラマを楽しむデバイスとしても活用できます。
Wi-Fi接続も可能なので、新しいコンテンツを追加することもでき、長く使えるのが魅力。



寝かしつけ後の大人のリラックスタイムにも活躍する、家族全員で楽しめるプロジェクターです。
熱くなりすぎる心配なし!安心のオートオフ機能
長時間使用すると本体が熱を持つことがありますが、アストラムにはオートカットオフ機能が搭載されています。
オートカットオフ機能により、過熱による火傷や故障のリスクを防ぎ、安全な使用が可能。



親子で寝落ちしてしまっても、安全に使える設計になっています。
簡単な操作で使いやすく、寝室での長時間使用も安心です。
ぐっすり眠れる!自然に『寝るモード』に入れる工夫
アストラムは、子どもが自然と眠くなるように設計されたプロジェクター。
天井に映すことで仰向けのリラックスした姿勢を促し、暗い部屋で適度な視覚刺激を与えることで、寝る前の気持ちを落ち着かせます。
知育コンテンツや穏やかな音楽が『眠る準備』をサポートし、夜のルーティンとしても最適。
寝る前に興奮しすぎることなくスムーズに眠れるため、子どもの寝つきが良くなり、親の負担も軽減されます。
Astrum(アストラム)はどこで買える?価格は?
アストラムは実店舗での販売はなく、Amazonまたは楽天市場でのみ購入可能です。
家電量販店などの店頭では取り扱っていないため、実物を確認してから購入することができない点には注意が必要です。
価格は49,800円(税込)で、他の寝かしつけプロジェクターと比較すると高めですが、知育コンテンツの充実度や動画視聴機能を考えると、長く使えるアイテムと言えるでしょう。
Amazonや楽天市場のポイントなどを活用してオトクに購入しましょう。
Astrum(アストラム)が向いている人・向いていない人
アストラムの向き・不向きを簡単にまとめました。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
しっかりと知育したい キャラクターものは苦手 お話系は不要 キレイな画質が良い 長く使いたい | 子どもが絵本大好き キャラクターものがいい 寝かしつけ専用が欲しい |
向いている人
アストラムは、知育を重視したい家庭に最適なプロジェクター。
算数・英語・図鑑などの学習系コンテンツが充実しており、遊びながら自然に知識を身につけられる設計になっています。



キャラクターなども描かれておらず、シンプルなデザインを好む方に向いています。
1080HDの高画質・最大120インチの大画面で視聴でき、TVerやNetflixなどの配信サービスにも対応しているため、寝かしつけ後も映画鑑賞用として長く使えるのが大きなメリットです。
向いていない人
一方、アストラムには童話や昔話のコンテンツがないため、絵本やお話を楽しみながら寝かし付けたい方には不向きです。



昔話やグリム童話などの物語を重視する場合は、ドリームスイッチの方が適しています。
アンパンマンやディズニーキャラクターなどが登場しないため、お気に入りのキャラクターと一緒に楽しみたいお子さまには物足りない可能性があります。
さらに、価格が49,800円(税込)と高額なので、寝かしつけ専用としてシンプルな機能を求める場合は、よりコスパの良いプロジェクターがおすすめです。
知育を重視し、長く使いたい方にはおすすめですが、童話やキャラクターを求める方はドリームスイッチなどの他の選択肢も検討すると良いでしょう。
Astrum(アストラム)のよくある疑問
アストラムのよくある疑問をまとめました。
【まとめ】アストラムは寝かしつけ&知育に最適なプロジェクター
Astrum(アストラム)は、子どもの寝かしつけをサポートしながら、100本以上のコンテンツで知育もできるプロジェクター。
天井や壁に映せるため、リラックスした姿勢で視聴でき、スマホやテレビよりも目に優しいのが特徴です。
- 天井や壁に投影でき、子どもが自然に眠りにつきやすい
- 100本以上の知育コンテンツ収録で、学びながらリラックスできる
- Android搭載で、YouTubeやNetflixなど大人向けコンテンツも視聴可能
- 目に優しく、スマホやテレビのように直接光を見ないので安心
- 価格は49,800円とやや高めだが、動画視聴で長く使える
アストラムは寝かしつけをサポートする便利なアイテムですが、すべての方に合うわけではありません。
- 映像を見ながら寝る習慣をつけたくない方には不向き
- 童話などの読み聞かせコンテンツはなし
- 追加コンテンツは今のところなし
- レンタル不可なので、試したい人にはややハードル高め
上記のようなデメリットもあるため、購入前には他寝かしつけプロジェクターと比較・検討して購入すると良いでしょう。
アストラムが気になる方は、Amazonや楽天市場で口コミをチェックしてみて下さい。